結果よりも過程に注目すること

毎週土曜日は子供のスイミングだ。
私は毎週、送迎&参観している。
我が子の頑張りをしっかりみないとね。

などと言いながら、白状するともっぱら読書をしているのだが。
あ、いや、youtube鑑賞か。。
毎週末は、酒を解禁しているので、酒明けのぼぉーとした頭で読書は、ちとしんどい。

さて、そんな毎週末のルーティンとなっているスイミング参観。
今日はすこし様子が違う。
いつもなら、保護者ブースの座席はスキスキなのだが、今日は満杯だ。
いつものベスト席がとられていた。
困った。

理由は、今日はテスト日だからだ。
日頃の練習の成果が試される日なのである。
親も頑張って、朝早起きしてきたわけですね。

私の子供の回が終わって、席を立つと、入れ替えを待っている保護者が並んでいた。

外に出て、子供を待っている。
たいてい、プールの後はセブンティーンアイスだ。
「パパ、アイス買って!」「いいよ。」というのも週末のルーティン。

でも、今日はダメだ。
アイス自販機に長蛇の列なのだ。

「テスト頑張ったから、今日はアイスいいよ!」なんて言う会話が、そこかしこから聞こえてくる。

違和感。

テストの日だからくる大人
テストの日だからアイスをあげる大人

これは、もっぱら「結果」に注目して、「過程」は見てない、ということにならないだろうか。

教育において、結果よりもプロセスに着目することの大切さについては、いくつかの研究がある。

有名なのは、スタンフォード大学のキャロルドゥエック教授の「マインドセットの研究」
努力やプロセスにフィードバックしてあげると、失敗を学びに感じる「成長マインドセット」を身に付け
逆に、結果にのみフィードバックをすると、失敗を自身の能力のせいにする「固定マインドセット」を身に付けてしまうというもの。

また、
コロンビア大学のミューラー教授による実験によると、
①能力(頭の良さなど)を誉めるグループ
②努力(取り組んだこと)を誉めるグループ 
を比較した際、②の努力を褒めたグループの方が、IQテストの結果が良かった、というものがある。

他にも、ご褒美についても、ハーバード大学のフライヤー教授の研究によると、
・インプット(本を読む、学習する、練習する)にご褒美をあげた場合
・アウトプット(テスト、発表、実技試験など)にご褒美をあげた場合
では、インプットにご褒美をあげた場合の方が、学力向上につながったという研究もある。

まあ、ご褒美は外発的動機づけなので、内発的な動機がある場合には与えない方がいいだろう。

・・・だから、
テストの日だから来るではなくて、練習も含めてしっかり見てあげることが
有用なのではないか、と思う。

わたしも、youtubeはやめて、しっかり練習を見て、フィードバックしよう。
反省。

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